スポーツクライミングは何を競うスポーツなの?速く登れればいいの?

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春も真ん中ぐらいに差し掛かり、だんだんと暑くなってきましたね。こんな時は、家でスポーツ観戦もいいのではないでしょうか。

そこで徐々に、メディアにも取り上げられるようになってきた、クライミング。また、2020年のオリンピック種目に選出されたことで、今脚光を浴びていると思います。

僕は、クライミングのインストラクターをしていますが、この質問が増えてきました。

「クライミングってどうやって競うの?早く登れたらいいの?」

その時、意外とルールが知られていないのだと確信しました。
そこで今回は、競技クライミングのルールを徹底解説したいと思います。参考になれば、幸いです。

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競技クライミングの種類

まず始めに、オリンピックの種目になっているクライミングは、計3種類あります。

  • ボルダリング
  • リードクライミング
  • スピードクライミング

以上、3種目の総合点でオリンピックにチャンピオンが決まる予定です。

これから、それぞれに種目について、解説していきます。

競技ボルダリングのルール

基本的には、予選、準決勝、決勝、各4コースを登って競います。

どうやって優越をつけるかというと、できるだけ少ないトライで登れた本数。

例えば、

  • Aさんが4コース中、1本を1トライで登れた。
  • Bさんは、1本を2トライかけて登れた。

この場合は、Aさんの方が、少ないトライ数で登れているため、Aさんの勝ちとなります。

もう一つ例

  • Aさんが4コース中、2本を10トライで登れた。
  • Bさんは、1本を1トライかけて登れた。

この場合は、トライ数では、圧倒的にBさんの方が優位ですが、Aさんは、Bさんより1本多く登っているので、Aさんの勝ちとなります。

なので、優先順位は、登れた本数>少ないトライ数となるわけです。

ここで、多くの方が「タイムは、関係ないの?」と疑問に思うと思いますが、オリンピックのような大きな大会では、タイムはあまり関係ありません。ただ、1コースに付き、3、4分の時間制限が設けられているため、選手は短い時間の中で完登しなければなりません。

ちなみに、制限時間内であれば、何度でもトライすることが可能です。

トライ数も、登った本数も同じだったら?

各コースの丁度真ん中ぐらいのホールドに、ボーナスというポイントが1つ用意されています。
そのホールドを保持したら、ボーナスゲットになります。

例えば、

  • Aさんは、4本中、1本を1トライで登り、ボーナスは4本中4本とった。
  • Bさんも、1本1トライ目で登ったが、ボーナスを1本しか取れなかった。

この場合は、二人とも同じトライ数で同じ本数登っているので、ボーナスの数で競います。なので、Aさんの方が、Bさんより多くボーナスをとれた為、Aさんの勝ちとなります。

それも全部同じだと、同着になります。
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競技リードクライミングのルール

まずリードクライミングとは、ロープを使って20、30メートルの壁を登る競技になります。

大会では、予選、準決勝各2本、決勝1本の計5本で競います。そして、ボルダリングと違うのは、リードクライミングは各コースに対して、1回しかトライできないということです。

優越のつけ方は、どこの高さまで登れたかです。とてもシンプルなので、ボルダリングよりは、見やすいと思います。

詳しく、解説すると、
大体、手になるであろうホールドが50個ぐらい一つのコースに付いています。それぞれに、番号が設定されていて、上に登って行けばその数は、上がっていきます。ちなみに、競技者、観戦者はこの数字は見えません。

ホールドを、保持した段階でその番号を獲得となり、できるだけ高い所(数の多い番号)に行けた方が、勝ちとなります。

同じ所で落ちたらどうなるの?

ホールドを保持した段階で、そこまでいけたとみなされます。そこから、次の動きを出せれば、次のホールドを保持できなくても+ポイントがもらえます。

例えば、AさんとBさんが同じ高度の場合

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  • Aさんは、保持してから、最後の力を振り絞って次の手を出したが、次のホールドをタッチしかできなかった。
  • Bさんは、保持してるのが精いっぱいで、そのあと動けず、落ちてしまった。

こうなると、Aさんは頑張って次の手を出したおかげで、+ポイントを獲得しBさんに勝利することになります。

競技スピードクライミングのルール

設定された、同じコースとホールドを、二人の選手が同時にスタートして、上の四角いマークに先に早くタッチできた方の勝ちとなります。

なので、スピードクライミングは、完全にタイムで競います。

途中で落ちたら?

他の2つと違い、落ちることが許されません。もし、ゴールに行く前に落ちてしまった場合、その時点で得点は、ノータイムということになります。

なので選手達は、タイムを気にしながら、落ちてはいけないというプレッシャーと戦わないといけないので、1本1本見ごたえがありますね。
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まとめ

いかがでしたでしょうか?少しは、競技クライミングのルールがわかっていただけたと思います。これを知っておくだけで、クライミング観戦が一層楽しくなると思います。

是非、クライミング観戦楽しんでください。

 

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この記事を書いた人
tatsuki

クライミング歴5年のクライミングインストラクター。
イギリス留学生活では、ボルダリングのパーソナルトレーナーをしています。長期休みの時は、世界中の岩を登りながら旅をしています。
これらの経験から、もっと自然の美しさや壮大さをボルダリングを通じて、伝えていく活動をしています。

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