リードクライミングの難易度デジマルグレードの見方をやさしく解説。

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たか~い壁を登っていくリードクライミング。ボルダリングジムに併設されていることが多く、その高さに圧倒されますね。上部でオーバーハングしているリード壁で、難しいムーブを起こしている時はどれだけ勇気があるのかと思います。

ボルダリングと同じで、グレードがあるのがなんとなく分かりますが具体的にどうなっているかを紹介していきます。

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リードクライミングの難易度を表す「デジマルグレード」の見方

日本ではリードクライミングの難易度を「デジマルグレード」で表します。

リード壁をよく見るとスタートに「5.10a」や「5.9」、「5.12d」などいろいろな記号が書いてあると思います。この「5.○○」で表されるのがデジマルグレードの表記です。後ろの数字が大きくなるほど難しくなります。

読み方は「5.9」とあれば「ファイブ・ナイン」、「5.11a」とあれば「ファイブ・イレブン・エー」と読みます。リードクライミングだけなら、後ろだけ読んで「ナイン」「イレブン・エー」と読む場合がほとんどです。

「ルーフのトゥウェルブ(5.12)だからガバばっかだよ。」
「スラブのイレブン(5.11)なんて登れない。」

なんて会話が、ジムや外岩で交わされています。

デジマルグレードがa,b,c,dと別れているわけ

5.10以上のデジマルグレードはさらに細分化されa,b,c,dと分類されています。難易度は数字の中で「a < b < c < d」とグレードアップしていきます。

リードクライミングのグレードが細分化しているのは攻略難易度と持久力の問題です。
ボルダリングと違い数手で終わらず20手、30手と続きます。長いルートのなかで核心をこえ、上手にレストし、痺れてくる腕にガマンしながら登っていきます。

ボルダリングが電撃戦なら、リードクライミングは頭脳戦とも言えます。

デジマルグレード以外のグレード

デジマルグレードは主に日本とアメリカで利用されます。
その他にも「1、2、3、~、7b、8c+」で表記されるフレンチグレード、「Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、~、Ⅴ+、~」のローマ数字で表記されるUIAAグレードがあります。

5.10の「5.」の意味

デジマルグレードの「5. 」はclass5の略称です。
YDS(Yosemite Decimal System)で決められており、class5は「ロープを必要とする登攀」に分類されます。

  • Class1 : ハイキング
  • Class2 : 時々手を使うハイキング、一般登山路
  • Class3 : ロープを使った簡単な登りがある。 本格的な登山路になる
  • Class4 : 簡単なクライミングを含む登山。バリエーションルートとも呼べる。
  • Class5 : ロープ確保が必要な登山。アルパインルートやフリークライミングが分類される。

グレードの言い伝え

  • 5.10 ・・・ 誰でも登れる。
  • 5.11 ・・・ ちょっと練習すれば登れる
  • 5.12 ・・・ 練習すればだれでも登れるようになる(上級者への登竜門)
  • 5.13 ・・・ 才能と練習が必要(国体出場レベル)
  • 5.14 ・・・ 練習だけでは突破できない壁がある(ワールドカップ出場レベル)
  • 5.15 ・・・ 才能と練習を重ねて到達できる場所(ワールドカップ優勝レベル)
  • 現在最高難易度
    Project Hard(5.15d/9c) ・・・ 全長60mのルートにV13(4段)のボルダーセクションが出てくる理解不能なルート

ボルダリングとリードのグレードの違いと共通点

ボルダリングとリード、それぞれのグレードはありますが別々に書かれていることが多くあります。それぞれ独立しグレード表ですが、共通点もあります。次に取り上げるのは、ボルダリングとリードの共通点です。

「5.12a」 = 「1級」とグレードを共有する

グレードが共通するポイントは、リードの5.12aはボルダリングの1級に相当します。

ボルダリングで有名な課題「忍者返し/御岳」と「エイハブ船長/小川山」をリードで置き換えると、ちょうど5.12aに相当します。
難しいと思われる方もいるかしれませんが、両方体験するとちょうどよいグレード間隔です。

「5.10a」 = 「3級」は難易度が異なる

リードクライミングを初めてやった人が体感するのが、前腕の強烈なパンプです。

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体感6級程度の壁を、垂直に15m程登っただけなのに腕がパンパンになると思います。パンパンの状態で3級のムーブを起こしてください、と言われても無理だと思います。少なくとも、僕は無理です。リードクライミングの難しいところは、距離が長くパンプが起こりやすいところです。

パンプする可能性も含めて「5.10a」 = 「3級」とグレードづけられています。

グレードはどうやって設定されるか

リードクライミングのグレードは、ボルダリングと同じく初登者が設定します。ボルダリングも初登者が決めますので同じですね。
また、初登者にはルートの命名権もあります。有名な課題になるほど、その名は全国に知れ渡ります。

まとめ

今回はリードクライミングのグレード表記と、ボルダリンググレードとの共通点をお伝えしました。

リードクライミングのデジマルグレードは日本で一般的に使われているグレードですので覚えておいて損はないと思います。また、ボルダリングとの共通点「5.12a」 = 「1級」を体験してもらうとクライミングがより楽しくなります。

まだリードクライミングを未体験の方はぜひ一度体験してください。

 

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